2月23日(日曜)にオーストラリア フィリップアイランドで開催されたスーパースポーツ世界選手権(WSS)第1戦
昨シーズンより好調を維持していたMV AGUSTA×F3ですが、今年の開幕戦は波乱なレース展開となり、ヤクニック・モータースポーツからエントリーのクルーセル選手がいきなりの表彰台の頂点を取りました!
MV AGUSTAの勝利は実に1976年に開催されたドイツGPで勝利を挙げたジャコモ・アゴスチーニ以来、38年ぶりの勝利という快挙をなし遂げました!
波乱の開幕となったレース展開は、予選でレオノフ選手がトップから0.901差の予選6位という表彰台を狙える位置につけます。
クルーセル選手はトップから1.955差の14位というポジション
レースはスタート直後から激しく入れ替わる展開。
1周目が終わり2周目にレオノフ選手がまさかの転倒。
一方のクルーセル選手は、スタートの混乱を切り抜け8位まで順位をUP
レースはこのまま中盤を迎え、8周目のホームストレート、でホンダのケネディ選手のマシンから大量のオイルを吹きながらスローダウン。
そのまま赤旗中断となります。
赤旗中断までのレースで予選タイムを1秒近く短縮。
クルーセル選手はトップと3.617差の5位にまで順位を上げ表彰台を狙える位置につけます。
その後、レースディレクションの判断で5周となった決勝レース。
上位グループにクルーセル選手がプレッシャーを与える展開となり、2周目に上位の選手が続けて転倒しクルーセル選手が2位に上がります。
残り2周で、クルーセルは3位へ落ちてしまいますが、勝負のラストラップへ突入。
ホームストレートでF3のパワーが勝り2位へ順位を上げます。
最後の勝負に出たのはクルーセル選手はコーナーでインにマシンをすべり込ませにトップを奪取します。
トップグループとなった4台のマシンは、そのまま絡み合うようにしてコントロールラインへ。
遂に激闘を制したクルーセル選手がTOPでチェッカー!
トップでフィニッシュしたクルーセル選手から4位の選手まで、わずか0.347差となり波乱の激戦を制し、MV AGUSTAが再び表彰台の頂点へ帰還しました!
この波乱な開幕を制し、ますます目が離せないMV AGUSTA
皆様の熱い応援の程宜しくお願い致します!