サーキットからロードまで、ダイナミックに駆けるF4 R
メーカー希望小売価格(消費税込):\2,354,400/ABS装着\2,462,400
これまでのF4の流れを汲みながら、さらに上回る完成度で仕上げられたRはロード/トラックを問わずに発揮されるダイナミックな性能を実現しています。アップデートされた電子制御は、エンジン出力特性の最適化からトラクションコントロールなどのライダーエイドシステムに至るまでをより緻密にコントロールすることで最高の性能を引き出します。
デザイン上、最も目新しいのはフロントのスポイラーに追加されたライト(DRL:昼間走行灯)です。重要な空力部品であるスポイラーを視覚的に演出し、さらに視認性も向上しています。新しいカラーリングとグラフィックも一際注目を浴びるはずです。
厳格に管理されながら組み立てられる並列4気筒エンジンは、998ccの排気量から195馬力(本国仕様)と110.8Nm(本国仕様)を発生。吸排気バルブのスプリングが2本から1本に変更されたことで、イナーシャが低減されてレスポンスが向上している。また、高性能なラジエターと新たなオイルラインの採用で冷却効率も向上しています。
ECUには新型のELDOR製を採用し、『スポーツ』『ノーマル』『レイン』『カスタム』の4つのエンジン出力モードが選択可能。MVICS(エンジン&車体統合制御システム)によりエンジン出力および8段階のトラクションコントロール、EAS(電子アシストシフト)、エンジンブレーキコントロールなどの電子デバイスが総合管理されています。
クロモリパイプによるトレリス構造のフレームと、アルミ鋳造パーツによるピボットプレート、そして美しい片持ち式スイングアームで構成されるシャーシは、MVアグスタの大きな特徴であり伝統でもあります。2013年モデルでもその形状やジオメトリーは変わらず、剛性を確保しながら軽量化を実現しています。
F4 Rのサスペンションは、マルゾッキ製φ50mmフルアジャスタブル・フロントフォーク、そしてリヤにはレーシングスペックのオーリンズ製TTXを装着。フロントブレーキにはモノブロック構造で高い剛性と優れたブレーキフィーリングを実現したブレンボ製φ34mmの4ピストンキャリパーとφ320mmディスクローター、リヤブレーキにはニッシン製の4ピストンキャリパーとφ210mmディスクローターを採用しています。
幾つものデザイン賞を獲得したF4の美しいオリジナルデザインがさらに進化。フロントのエアインテーク部のスポイラーに備えられたライトはデザイン上の新しいアクセントになった。また4本出しのエグゾーストは短くコンパクトにされ、テール部のデザインとの一体感を増している。ホイールはRRと共通のアルミニウム鍛造で、軽量な5本スポークタイプとなった。
エンジン形式 | 4ストローク 4シリンダー 16バルブ “DOHC” |
総排気量 | 998cc |
圧縮比 | 13.4:1 |
ボア×ストローク | 79.0mm×50.9mm |
エンジンマネージメント | MVICSイグニッションシステム (MOTOR & VEHICLE INTEGRATED CONTROL SYSTEM) 4エンジンマップ(ノーマル・スポーツ・レイン・カスタム) 8段階調節トラクションコントロールシステム |
ギヤ | カセット式6速 |
クラッチ | 湿式多板スリッパークラッチ |
全長×全幅 | 2115mm×750mm |
ホイールベース | 1430mm |
シート高 | 830mm |
最低地上高 | 115mm |
始動方法 | エレクトリック |
タンク容量 | 17L |
車両重量(乾燥重量) | 191kg |
フレーム | クロモリスチールパイプ、MAG溶接 トレリスフレーム |
スイングアーム | アルミニウム シングルサイドスイングアーム |
フロントサスペンション | MARZOCCHI φ50mm 倒立フォーク |
リヤサスペンション | Ohlins TTX プログレッシブ・プリロードアジャスタブルシングルショック |
フロントブレーキキャリパー | brembo 4ピストン ラジアルマウントキャリパー |
フロントブレーキディスク | φ320mm フローティング ダブルディスク |
リヤブレーキキャリパー | Nissin 4ピストン キャリパー |
リヤブレーキディスク | φ210mm シングルディスク |
フロントホイール・タイヤ | アルミニウムホイール 3.50″×17″ 120/70-17 |
リヤホイール・タイヤ | アルミニウムホイール 6.00″×17″ 200/55-17 |
グラフィック | ホワイト レッド/シルバー |